断薬について
今はもう断薬して、止めた状態を維持出来ているのですが
断薬に至るまで、長い年月を費やしてしまいました。
断薬後のいわゆる「離脱症状」といわれる症状に苦しんだ期間も含めると
20年位は薬の影響を受けて生活してきました。
最初は、そんなに長く服用するつもりもなく
不眠や不安などの症状が落ち着いたらすぐにでも
やめようと思っていたんです。
医師から、副作用や依存についてきちんとした説明もありませんでした。
その当時は今ほどインターネットも発達しておらず
自分で情報を調べるのにも限界がありました。
後からわかった事ですが、ベンゾジアゼピン系薬剤は
数日から数週間以内の服用でも依存形成され
激しい離脱症状を引き起こす場合があるらしいです。
私の場合も、服用後しばらくして元気になってきたと感じられる頃には
依存形成されてしまっており、減薬しようとすると調子が悪くなり
元の量に戻す、もしくは増薬というパターンを繰り返していました。
最終的にわかったのは、ベンゾジアゼピン系の薬剤依存の元は脳の構造的変化だという事です。
断薬できないのは意思が弱いからだ とか
気の持ちようで止められる だとか
そういった事ではないのです。
長期連用により、脳が構造的・機能的変化を起こし
身体的依存が生じているため
身体的依存を取り除く(=脳の構造を元に戻す)ことが必要でした。
私の場合は、短時間~中時間作用型の薬を処方されていました。
【2020年】精神科医が16種類の精神安定剤(抗不安薬)について徹底解説! – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報 より